
はい、このお鍋の色やカタチ、お料理をする人なら見覚えがありますよね。
そう、あの有名な「LE CREUSET(ル・クルーゼ)」のホーロー鍋です・・・
って、なんか微妙に違うことにお気づきでしょうか。
見た目、瓜二つのこのお鍋は「COUSANCES(クーザンス)」のもの。
そっくりなのには訳があって、16 世紀の半ばから鋳物を作っていた北フランスの「クーザンス」を1957年に「ル・クルーゼ」が傘下に収めたから。
今は「ル・クルーゼ」の1ブランドとして主にフランス国内で販売されているそう。
日本ではなかなか手に入れられないと思います。
20数年前に「ル・クルーゼのお鍋ってスゴくいいから使ってみて」と、知人からいただいて以来、愛用していましたが、実は私もずーっとこのお鍋は「ル・クルーゼ」のものと信じていたのです。
ところが最近、我が家に遊びにきた友人が、「あれ?これって「ル・クルーゼ」に似てるけどニセモノじゃん。だってフタのところに「COUSANCES」って書いてあるよ」と。

えっ?ホントだ!これって「ル・クルーゼ」もどきだったの?ショック!、と心配になり調べてみると、上のようなことがわかった次第。
ニセモノどころかなんとも由緒正しいお鍋だった訳です。(というか、20年以上もつまみに書いてある文字に気づかなかった私も私ですが・・・・)
よく見るとふたのつまみのロゴ以外にも、ル・クルーゼのお鍋のふたに入っているラインが無かったりと微妙に違うのですが、そのことにも20年以上も気づかなかったわー。
「COUSANCES」、お鍋を作り始める以前は、大砲を作っていたというだけあって、その丈夫さは折り紙付き。愛用して20年以上経つ今も、鍋底に若干の焦げ跡がついてしまった以外は、ホーローもはがれていないし、リッパに現役として活躍しています。厚手のホーローは熱伝導率もよく特にシチューなんかの煮込み料理には絶大な威力を発揮します。
そのままテーブルに置いてもサマになるかわいい色とシンプルなカタチ。少し重いのが玉にきずですが、これからも大切に使い続けたいと思うお鍋です。
多分、今は国内で通常販売はされてないと思うので、もし手に入れたければオークションとかをこまめにチェック、かな。
参考 ─ ル・クルーゼのホームページはこちら
≫ LE CREUSET
*** written by いね ***
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