特殊印刷の宝庫。CD紙ジャケットの世界。「Trip - Flip Out - Meditation」ZWEISTEIN

20110311_01.jpg音楽CDのパッケージは長い間プラスチックケースでした。10年ほど前くらいから過去のレコードジャケットを模した「紙ジャケ」でのパッケージング商品が出始め、今では結構な数を見かけるようになりました。
そんな紙ジャケの中には、過去の特殊仕様をそのままミニサイズに再現したものがあり、マニア心をくすぐり続けています。



日本人の技術に対するこだわりなのか、またミニュチュアサイズの出来映えがコレクター心を刺激するのか、日本のCD市場で紙ジャケット作品を見る機会が増えています。個人的にも、もし同じ内容のCDでプラスチックケースと紙ジャケのどっちを買うかと問われれば「紙ジャケ」と即答するほど気に入っています。

紙ジャケCDが発売される場合、基本的には「過去にレコードで発売されたことのある作品」が多いように思います。
これはレコードのジャケットに慣れ親しんだ世代に対し、非常にインパクトがあり、仮に既にプラケース盤のCDを持っていたとしても、つい買ってしまう効果があり、ジャケットだけの違いであってもCD販売会社にとってはまたとない市場となっている気がします(紙ジャケ制作に関するコストはこの際置いておきますが…)

20110311_02.jpgそんな紙ジャケ市場にあって、話題を集めるのは「音楽や演奏者が有名な場合」と「特殊仕様でオリジナル版がなかなか発売されない」場合です。
前者の場合は比較的大々的に宣伝されネームバリューでも売れるので、販売会社もそれほどリスクは少ないのかと思いますが、後者の場合制作に費用がかかる上、売れる見込みが少ないというかなりのリスクをもって企画されることを想像すると、制作販売している会社の度量と勇気を感じます。
▲高級感のあるピカピカのジャケット


今回、ご紹介するのは1970年にドイツで発売された奇天烈盤「ZWEISTEIN」の作品です。ZWEISTEINはバンドの経歴も謎に包まれていますが、新人なのにデビューアルバムは3枚組で特殊ジャケット仕様と高待遇なデビューしています。しかしアルバムとシングルを発表した後は姿を消し、謎に包まれたままそのレコードはコレクターズアイテムとなり伝説の作品となりました。

2007年にそのレコード時代のジャケット仕様をできるかぎり忠実に再現したCDが再発売。
メタリックな紙にエンボス加工が施され、8頁構成の豪華な作り。ジャケットを開くとシュールな写真が左右に配置されており、ある方法でその写真を見ると立体的に浮かび上がるという趣向です。ジャケットの表紙にはその立体映像を見るための小さな丸い鏡がジャケットデザインの一部としてはめ込まれています。

20110311_03.jpg▲中もピカピカ

20110311_04.jpg▲【左の写真】開くと動物(猫?)の顔に。目の部分が取り外し可能な鏡。 【右の写真】写真が立体に見える。

ここまで記述しただけでも、かなりの制作コストを予感させてくれますが、もちろんそのコストは販売価格にもちゃんと反映されており、通常のCDが3枚くらい買えたりします…もちろん、このCDも3枚組ではあるんですが(笑)
ちなみに、音源について触れていませんが、説明がすごく難しい音楽なので割愛させていただきます。
ご興味のある方は、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。不思議な世界に連れて行ってくれますよ。

制作・販売 : ≫ キャプテントリップレコーズ

*** written by フヌール ***



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