
基本的にストーリーは無く、いろいろな物のイラストの描き方が1つ1つ丁寧に描かれている内容で、“親に読み聞かせてもらう”というより、“実際に一緒になって絵を描いて楽しむ”、そんなタイプの絵本です。
「エンバリーおじさんの絵かき絵本(Ed Emberley's Drawing Book)」(3冊セット)
エド・エンバリー/作 横山直子/日本版文字 1981年初版(偕成社)1.かお・顔・フェイスをかこう(Ed Emberley's Drawing Book of Faces)
2.どうぶつ・動物・アニマルをかこう(Ed Emberley's Drawing Book of Animals)
3.なんでも かけちゃうよ!!(Ed Emberley's Drawing Book :Make a World)
また、30年以上も前に描かれた絵本ですが、シンプルな線や形からなるかわいいイラストは、今でも色あせない魅力をもっています。見ながら一緒に描いていくのが楽しく、さらに描き方の基礎や特徴の捉え方の勉強にもなりますね。


エド・エンバリー(Ed Emberley)
1931年アメリカのマサチューセッツ生まれ。ボストンのアートスクールを卒業後、広告デザインを学び、イラストレーターとして活躍します。初の絵本がニューヨークタイムズ誌の年間最優秀賞を受賞。1968年には「Drummer Hoff」でコールデコット賞(アメリカで最も権威のある児童書の賞)を、あの“レオ・レオニの「フレデリック」”(「スイミー」等の作者で有名な絵本作家・イラストレーター)を抑え、受賞しています。ちなみに、この年の次席候補には日本出身の絵本作家、八島太郎の「The Seashore Story」”もありました。(日本とアメリカとで活躍した画家・絵本作家で、作家の伊佐千尋とハリウッド俳優のマコ岩松は息子)
≫ 偕成社公式サイト
≫ アメリカ図書館協会 1938年から現在までのコールデコット賞受賞者(英語)
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