これからの読書のかたち「電子書籍(eBook)」

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最近、なにかと話題になる事が多い電子書籍。アマゾンや楽天、グーグル、アップル等の大手が取り扱いを始めたことで大きな広がりを見せ始めています。

電子書籍(eBook)と聞くと、画面上でページがめくれて実際の書籍のように読める、というイメージがあります。
デジタルで書籍を模したものといえばそれまでですがが、紙媒体に親しんだ世代としてはこういった仕様は見ていて安心感があります。
実際、ネットのホームページなどのスクロール形式は、文章を読む際に視点が動きすぎて読みにくく感じてしまいます。

電子書籍は最近のタブレットや書籍リーダーの普及で新しめの技術という印象ですが、実はページ概念のあるデジタル媒体という考え方からすると、結構古くからある技術なんです。
例えば、文書作成で一般的な「ワード」というソフトも、ページ概念があるので電子書籍の範疇でしょうし、古くはアップルのハイパーカードなども電子書籍的な発想をもったフォーマットのように思います。

現在、電子書籍と言われる分野はいくつかのフォーマット形式に準拠したものが上げられます。
今回はその辺りをかいつまんでご紹介します。

EPUB

国際的な電子ブック規格。オープン規格のため誰でも無償で使うことができます。
XMLベースのプログラムなのでHTMLなどに親しみのある人であれば、それほど難しくなくプログラムできるのではないでしょうか。
もちろん、プログラムを直接書かなくても作れるようなアプリケーションもあるようです。
EPUB


XMDF

日本の電機メーカー、シャープが開発したフォーマット。ザウルスなどの端末向けに開発されたもので、2000年頃にはザウルスの電子辞書等に利用が開始されているようです。
EPUBとは違い、電子書籍を作成する際にはフォーマット利用料が発生します。
XMDF

SHARP GALAPAGOS


.book(ドットブック)

日本の電子出版会社ボイジャーが開発した日本語に特化したフォーマット。日本語特有の縦組にも早くから対応(EPUBは2011年のバージョン3以降)。立ち読み機能といった便利な機能も備えているため書籍のウェブ販売で多く利用されています。専用閲覧ソフト「T-Time(無料)」が必要
XMDF同様、電子書籍作成にはフォーマット利用料が必要。
.book
VOYAGER


AZW(MOBI)

ネット通販大手のアマゾンが発売した電子書籍端末「キンドル」用のフォーマット。アマゾンのキンドルストアで提供されている商品はこのフォーマットに準拠しています。書籍作成には無償のKindle Format 8が利用できます。
Kindle Format 8
Amazon Kindle Store



PDF

DTPソフトで有名な米国のアドビ社が当初DTP用に提案したフォーマット。現在ではウェブで書類閲覧などで用いられることが多いのではないでしょうか。
PDFは汎用性がありデザインやレイアウトの再現性の高いフォーマットです。
書類作成はアドビのアクロバット(有料)以外にも、無料ソフトがたくさん出回っています。
PDF
Adbe Acrobat


このように、電子書籍と言っても様々なフォーマットが混在しており、また読むための機械(書籍リーダー等)も、様々であるため同じ書籍でも様々なフォーマット存在することになります。
国際的に1フォーマットに統一してもよさそうですが、独占的なビジネスにならないためにも、こういった在り方も必要かもしれませんね。



*** written by フヌール ***



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